問 題 意 識
生き抜く力は一人一人のなかに必ずある。
その力を発揮するためのお手伝いができたらと思います。
2022年3月、新卒から育てていただいた組織を退職しました。
2022年10月、問題意識として抱えながらも、組織ではできなかったことをやろう、と決意しました。
具体的には、①LGBTQ(性的少数者)、②生活や仕事で困りがある方、を対象としたサービスを始めます。
なぜこの2つなのか。切っても切り離せない自分の問題でもあるからです。
①小学生の頃から自分が「女」とされることに違和感を覚えていました。 大学へ入学し、セクシャルマイノリティについての言葉を知り、少しずつ自分が定まってきました。 (ちなみに、分かりやすいからLGBTQと言う言葉を採用しますが、自分が大学生の時に出てきたこの言葉、今でも気に入ってません。) 就職後には、当事者のコミュニティや相談機関にも行き、安心したのを覚えています。 勉強していくなかで、メンタル不調や障害、外国籍であることなど、困りを重複する人が多いことも分かりました。ダブルマイノリティ、トリプルマイノリティなんて言葉もあります。インターセクショナリテイの視点も少しずつ導入されてきました。 大分では心理師さんによる電話相談もありますが、時間が限定されています。当事者でもあり、専門的な知識を学び続けてきた自分がやることで、お役に立てることがあると確信しています。
②現行の制度では、発達障害といった確定診断のある方が支援サービスの対象となります。 が、実際には、診断まで至らなくても、時間管理や金銭管理、仕事が上手くいかない、対人関係や情緒面の困り等、抱えている人が多いです。
かく言う自分も、初めて取り組む仕事はあわあわするし、抜けが出るし、覚えも悪い。工夫を考えたり、他の人に相談したりしながら、自分に合った対処を身につけて、なんとか乗り切ってきました。
そんな感じなので、 「支援」という言葉が好きではありません。分かりやすい言葉だからつい使ってしまうのですが。
障害者職業カウンセラー職として、
【アセスメント(困りの背景や、力を発揮しやすい環境を整理する)⇒対処法の検討】
について、伴奏させていただいた経験を、より広くご活用いただけたらと思っています。
自分がお役に立てることは、その人が必要とするものをキャッチし、
一緒に考え整理したり、情報を繋いでいったりすること、何よりともに踏みとどまること
だと思っています。
ちょっと話してみようかな、と思われましたら、お電話いただくなり、企画へご予約いただくなり。もちろん個別相談でも、お気軽にどうぞ。
特 徴
実践で培われた専門性
・カウンセリングとソーシャルワーク
・当事者だけでなく、家族相談にも対応
≪カバー領域≫ LGBTQ(性的少数者)/こども・若者/障害者雇用(就労アセスメント、雇用管理)/メンタルヘルス/若年者の就労支援
≪臨床のベース≫応用行動分析学、認知行動療法、NVC(非暴力コミュニケーション)、プロセスワーク等、雑多。使えると思ったものすべて。
所属等
・大分県教育庁所属スクールカウンセラー(2023年4月~)
・大分県公認心理師協会(2023年10月~)
・日本GI(性別不合)学会(2024年2月~)
・ 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 登録「障害者雇用管理サポーター」(2024年4月~)
・ 大分県人権教育・啓発推進協議会登録「大分県人権啓発講師」(2024年4月~)
・ここいろhiroshimaここいろ相談チャット相談員(2024年9月~)
・おおいたレインボープライド実行委員会 副委員長(2024年8~11月)
https://note.com/endne_ga/n/n0c742920d810
監修
大分県発行『みんなで知る性の多様性「おおいたにじいろブック」』
https://www.pref.oita.jp/site/kokoro/oita-nijiiro-book2024.html
これまでの実績詳細はnoteからご覧いただけます。
布施 順子 Fuse Junko(they/them)
≪生育歴≫
1993年、吹雪のなか青森県で産声を上げる。出生後一週間、原因不明の高熱で隔離されたり、3歳で肺炎になったり、生死を彷徨いがちな幼少期を過ごす。
17歳の時に東日本大震災で被災したことをきっかけに「人生どうなるかわからん」と一念発起し、早稲田大学へ進学。進学後は 「社会的に立場が弱い(とされる)人の記録をどのように吸い上げるのか」 をテーマに、歴史、文化財、戦争、マイノリティ、差別、ジェンダー、性風俗等、広く学ぶ。一通り勉強し「自分が生きている目の前の社会はどうなっているか」に関心が移り、社会福祉概論、沖縄問題、慰安婦問題について勉強する。
≪経歴≫
2016年に早稲田大学卒業後、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構にて障害者職業カウンセラー職として障害者雇用に係る業務に従事。京都、大分での勤務を経て2022年に退職後、公認心理師 取得。
2023年2月より『お悩みコンシェルジュEndne(エンデネ)』としてLGBTQに係る事業を始動。同年4月からは大分県教育庁スクールカウンセラーとして小学校、中学校に勤務。
≪セクシュアリティについて≫
幼少期から性自認、性的指向への違和感があり「自分は女でも男でもない。しっくりこない」と、既存の枠組みや、そこに当て嵌まることができない自分に対するもやりを抱えながら生きてきた。大学生の時に「クイア」「Xジェンダー」「ノンバイナリー」「アセクシャル」「ノンセクシャル」という言葉を知ったこと、
社会に出てから似たような違和感を抱き生きてきた当事者との出会い、その他諸々を通して、少しずつ自身の存在そのものを再構築・肯定できるようになり、現在に至る。
≪『照明係』とは?≫
学生演劇に身を置いていた時代、憧れていたが図面と実場面との照合ができず断念した「照明」セクションから、マネージャー・プロデューサー的万屋ポジション「制作」セクションへ転向したらそっちが得意だったこと、
苦戦した自身の就職活動、前職で関わらせていただいた方々の姿から、【得意なことで人は力を発揮できる】と身をもって痛感する。
さらに、誰かにスポットをあて、支えることが自分のやりがいだと気づき『あなたの照明係』を名乗る。
今でも母から話題に挙げられるエピソードとして「中学校で3年間やってたストーブ係」がある。
曰く、自分は中学校の3年間、違う方々が担任教諭だったが、毎年共通して保護者面談で褒められた内容が「順子さんは冬の朝、誰よりも早く登校し、ストーブを点火し教室を温めてくれていた」だったらしい。
本人は「言われてみればやってたかも」くらいにしか覚えておらず、まだ誰も来ていない教室の雰囲気が好きだったとか、スイッチ押すだけだから楽だとか、その程度の動機だったのではないかと思われる。
そんなわけで、【モヤるユースの居場所『ツドエバ』】を開始して1年が経過した2024年10月現在、自身の役割に『場を温めるストーブ係』も追加した。
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